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  出版縦横記 国会図書館で『噂の真相』編

 昨日、時間を作って、国会図書館に行ってきました。  目当ては、『噂の真相』のバックナンバーです。

 僕は、『噂の真相』をリアルタイムでは読んでいません。  いかがわしいキワモノ雑誌なので、他人にも読むことを勧めません。  また、仮に読んでいたとしても、「読んでいる」と公言しない方がいいような雑誌です。

 しかし、業界人であれば、必ず目を通す雑誌でした。  僕自身、仕事柄知っておいたことが多くなったので、日本のスキャンダル事情を、まとめて読んできました。

   『噂の真相』は、『世界』や『中央公論』などのインテリ向けの総合月刊誌よりも、ずっと現実への影響力を持っていました。

 月刊誌では、『文藝春秋』に次ぐ売り上げでしたが、影響力は文春以上です。  この雑誌のスキャンダル記事によって、失脚したり売れなくなった有名人は、それこそ枚挙に暇がありません。

 例えば、みなさんは、柔道のヤワラちゃんと柔道出身の格闘家の吉田秀彦が、かつて恋人同士だったことを知っていますか? いやぁ、金メダルカップルですよ。

 だから、現在のヤワラちゃんに、「吉田選手のことをどう思いますか?」と聞くのはタブーだし、その逆もまた真なり、です。

 僕は、もともと芸能界のことには疎く、しかもまともなマスコミ情報に接していただけなので、知りませんでしたた。

 他にも、吉本ばななの元夫が幻冬舎の凄腕編集者とか、作家の橘玲は某雑誌の元編集長だったとか(いずれも『噂の真相』情報では、実名・固有名詞が出ている)とか驚愕の情報が盛りだくさんですね。

 ともあれ、こんなに有名人のプライバシーを暴くなんて、全くけしからん雑誌ですね。

 このような悪の雑誌の手の内を探るためにも、「噂の真相」のバックナンバー25年分を、すべて読むことにしました。  

山田宏哉記

追記。 「公然の秘密」に強くなるのは、サバイバルの条件のひとつです。

2006.12.1

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