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  本気で勝負できる時期の短さ

 先日、友人の誕生日でした。というわけで、イタリアン・レストランで、いろいろとご馳走してきました。サイゼリアだけど。

 「今年は、本気で(音楽で)勝負する」と彼は言っていました。

 さて、軽音楽の世界では、高校入学と同時に、楽器の練習を始めるのが、一般的なように思います。だいたい、ロックに目覚めるのが中学時代で、自分で演奏をする側に回りたいと思うまでには、若干のタイムラグがありますからね。

 本気で音楽ができる時期は、まず高校時代に3年。  そして、大学時代に4年。  浪人や留年を繰り返せば、若干、時間稼ぎをすることができます。

 しかしそれでも、あれこれの社会的な制約を考えると、プロを目指して音楽一筋に打ち込めるのは、10年が限界です。

 これは、あまりに短い期間と言わざるを得ません。  それ以上やるとなると、失うものが大きくなります。  相当の覚悟が必要です。

 しかも、ギターを全くゼロから始めたとしたら、「これで、勝負できる」というだけの自信と実力をつけるのに、数年はかかります。

 だから、本気で音楽で食べていこうと思ったら、高校時代にはすでに技術的な問題(音程が正確とか、リズムが乱れないとか)は、すべてクリアしていないと厳しい。

 そして、大学入学と同時に、ライブやりまくって、CDを出したりして、どうにかなるかな?というくらいでしょう。

 しかも、高校時代は、片手間で受験勉強もしなくてはいけません。  それを考えると、本当に時間が足りないと思います。

山田宏哉記

追記。 お待たせ。一ヶ月半ぶりに読書日記を更新しました。

2006.12.2

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