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  コーヒー片手にページをめくる

 深夜のファミリーレストランで勉強することがあります。  特に、自分を缶詰状態にしたいときには、ピッタリの場所です。

 特に、コーヒーを飲みながら、本のページをめくると、情報の吸収率がとてもいいように思います。  なんだか、ドーピングをしているような気分になります。

 この時の僕には、首から下の意識がほとんどありません。  意図的に、内面と身体を切り離しています。

 脳に電極を差し込んで、そこから情報を注入するようなイメージです。  カフェインで覚醒した頭脳にパリパリっと情報が行き渡ります。  これが、なかなか快感です。

 こうやって、必要事項を、脳細胞に焼きつけます。

 注意していることは、目的はあくまで情報の吸収ということです。  だから、固有名詞(人物名)と数字が列挙されるような本や雑誌と相性がいいです。

 逆に、内省的な書物であれば、深夜にコーヒーを飲みながら読むのに適していません。  あるいは、身体に密接に結びついた本も、不適です。

 大して思考力を用いることもなく、「ただ、知っておくだけでいい情報」というのは、確かにあります。

 僕の場合は、例えば、出版界の裏事情といったことが、それにあたります。  そういうのは、なるべくこういう機会に、頭に詰め込んでしまいます。  

山田宏哉記

追記。 TV局の方と話していて、何と「噂の真相」ネタが役に立ちました。取り急ぎ、バックナンバーをすべて読まねば。

2006.12.3

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