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  出版縦横記 社外人脈編

   TV局に勤務している女性の方に、雑談ついでに社外人脈の大切について聞いてみました。 

 「編集者にとっては、無名有名を問わず、面白い人とつながっているのは生命線だよ」という趣旨のことを言われました。 

 ただし、ここで注意したいのは、有名人に胡麻をすって擦り寄るような真似をするのは、最終手段だということです。  

 社外人脈の基本は、やはり友人です。  いや、すでにこういう表現が悪くて、友人がたまたま仕事の上で頼りになった、というだけのことなのです。 

 「有名人と友達になる」ようでは、編集者としては三流もいいところで、「友達が有名人になる」方が、一流の編集者です。たぶん。 

 だからね、社外人脈というのは、「気がつけばそこにあるもの」であって、気張って「これから、人脈を作ろう」などというものではないのです。  (フリーターの掃除屋にしては、偉そうなことを言うなぁ) 

 だってさ、ビジネス闘志を剥き出しにして、擦り寄ってくる人って、それだけで信用ならないじゃない。 

 少なくとも僕は、「私のネットワークに入れば、こんなにメリットがあります。これぞ、勝ち組。」みたいなことを言う人とは、距離をおきます。  

 結局のところ、人脈といったところで、今いる友人を大切にすることが一番、大切だと再認識しました。   役職や肩書き目当てで近寄っている連中は、落ち目になったらすぐに離れていきます。 

 でも友人とは、役職や肩書きなどを超えたところでつながっています。  そういえば、僕の友人で、警察に逮捕された人もいましたが、それでも僕は見捨てません。こういった人とのつながりが、一番の財産です。 

 というわけで、さぁみんな、僕が出版界で頭角をあらわすために有名になってくれ。    

山田宏哉記

追記。 人脈のことなど、忘れてしまうのが一番のようです。

2006.12.4

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