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  出版縦横記 勤務時間内の読書編

     出版業界の人間にとっては、本を読むのも仕事のうちです。  僕の場合、勤務時間中も特に指示された仕事がなければ、好きな本を読んでいていいことになっています。  これを利用しない手はありません。

 読書をしているだけで、お給料がでるなんて、ある意味、理想的な環境です。

 さて、勤務時間中に読む本には、若干の癖があります。  大学院で紹介された推奨文献や、『週刊ダイヤモンド』『東洋経済』などの経済誌が多いです。

 特に、経済誌は、ページを見開いたまま、電話の受話器を取ることができるので、重宝しています。

 この手のものは、必要と思いながらも、普段、なかなか読まないので、勤務時間中に読んで済ませてしまうと、とても得した気分になります。

 ですので、出版社の勤務がある日は、「今日は、この本を読みきるぞ」などと気合を入れて臨みます。

 すると、本を読みたいがために、電話対応や頼まれ仕事をこなすスピードもアップします。

 この調子で行けば、研究者と編集者を同時に目指すのも、十分可能です。  大学院生と編集見習いの両方の道を行くために、まさに一挙両得の時間の使い方です。    

山田宏哉記

P.S. 対して、厳しくつらかった日雇い時代を思い出すと、色々とこみあげてくるものがあります。

2006.12.18
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