ジョン・スミスへの手紙
サイバー・ラボ・ノート (1102)

  仮定の裏人生 中央大学編

 結局、進学しませんでしたが、大学受験の時、僕は、併願校として中央大学を受験しました。

 今回は、もし、仮に僕があの時、中央大学に進学していたらどうなっていたか、どのように社会的に這い上がろうとするか、をシュミレートしてみましょう。(意識や見識は現在の僕とします)

 さて、まず、埼玉の自宅からの通学時間は、片道約120分。これは、時間を有効活用する上で、かなり痛いところです。

 よって、大学入学と同時に一人暮らしとアルバイトを始めます。

 まず、どこに住むか。中央線沿線を狙いますね。シャレではありません。おそらく、三鷹か吉祥寺にターゲットを絞ります。東京の学生として、新宿を行動圏内に含めないのは、致命的です。

 逆に避けるのは、多摩センター近辺。こういう人工的に作られた新興住宅街は、人間の生気を奪います。多摩センター一帯のマンション郡は、何となく飛び降り自殺を連想させます。(暴言度60%)

 そして、アルバイト。出版関係の仕事がしたいとなれば、1日5コマで週2しか大学に行かないという手を使います。サークル活動をするのは論外。

 何しろ、主要なマスコミ機関は、大抵、山手線の内側にあるので、そこで働くためには、なるべく大学に行かないのがコツです。場合によっては、高田馬場近辺に、月1万円くらいで、ルームシェアできるようにします。

 ちなみに、マスコミ業界において、「中大生」「中大卒」という肩書きは全く役に立ちません。(暴言度40%)

 なのでまぁ、いきなり出版社や新聞社で編集アルバイトを始めるのは、なかなか厳しいでしょう。残念ながら、こういうマスコミバイトは、早大生御用達の伝統があります。

 ですので、一時しのぎとして、トーハンやニッパンで本の配送作業をやったり、書店で場数と経験を踏むことになるでしょう。

 あるいは、編集プロダクションに潜り込んで、人脈をつくり、「校正」等の腕を磨けば、出版社への道が開けてきます。

 そうやって食い扶持を得ながら、眼光紙背に徹す覚悟で、注意深くマスコミ関連のアルバイト情報を探しますね。アルバイト情報誌では役不足です。現在、日本で流通しているすべての雑誌に直接、眼を通して、「スタッフ募集」を探します。

 「成人向け雑誌」のスタッフは、競争率が低いので、かなり狙い目です。たとえ「成人向け雑誌」出身だろうと、マスコミに潜り込んでしまえば、こっちのものです。

 反面、一時しのぎとして、マスコミと全く関係のない、日雇いや掃除屋をするのは、絶対に避けたいところです。理由は長くなるので省略しますが、僕の熱心な読者ならわかるでしょう。

 というように、僕は、仮に中央大学に進学していたとしても、それなりに有意義な大学生活を送っていたであろうことがわかります。

山田宏哉記

追記。 書いていて、何だか今の境遇に感謝したくなりました。

2006.12.26

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