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 「お給料下さい」と言えるか?

   アルバイト代を現金で支払う会社の場合、給料日に休むと、給料がもらえません。

 それで、次の出勤日に「貰えるのかなぁ」と思っていると、黙っていると、忘れられていて、貰えないことが多々あります。

 要するに、こちらから「あのぅ、まだお給料をいただいていないのですが…」と切り出さないといけないわけです。ですが、僕にとって、これは"言いたくない台詞瓩里なり上位にランクされます。

 "お金のため(だけ)にやっているわけじゃない瓩箸い矜持を持ちつつ、"お給料払って欲しいなぁ瓩箸六廚い泙后0貎擁襪蕕靴世叛験茲任ないじゃん。

 ただ、労働の正当な対価を要求する権利があるにしても、それを声を大にして言うのは、どうにも感覚的に、はしたないような気がします。これは理屈ではなく、身体的な感覚です。

 単に勇気がないのか、意識が経営者の側にあるのか、自分でも理由がよくわかりません。お金に対して、いわゆる爛爛奪張螢好吋扠瓩世らかな。

   ほとんどの人が金銭を目的に働いている以上、僕が給料を欲しがったところで、別に非難される謂(いわ)れはないでしょう。これまで、給料の受け取りを拒否した人は、見たことがありません。霞を食べて生きているわけでもないし。

   そこで、こちらから、アルバイト代を請求する際の理屈を考えました。

 僕も、毎月、月謝や家賃やらを払っているわけで、お給料を払っていただかないと、大屋さんや姐(あね)さん(?)への支払いが滞り、迷惑をかけることになります。

 だから、僕が「先月分のお給料をまだいただいていないのですが…」と言う時は、決して贅沢な生活がしたいがための私利私欲から言っているわけではなくて、大屋さんや姐さんの収入を確保するために、仕方なく言っているわけです!

山田宏哉記

P.S. 男女の機微と同じように、口に出す前に、こちらの欲求を察してもらえると嬉しい(相手の欲求を察すると感謝される)ことのひとつではありますね。

2007.10.1
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