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  「コモン・ピープル」を聴き返せ

 パルプの「コモン・ピープル」という楽曲をご存知でしょうか。  90年代イギリスの音楽シーンにおける記念碑的な作品のひとつです。  

 冒頭の歌詞がとてもいいので、原文の引用と、僕の試訳を掲載させていただきます。

 「コモン・ピープル=普通の人」としての生き方こそ、尊ぶべきであるという思想を完璧に表現しきっています。ブリット・ポップの傑作といっていいでしょう。

(原文)
 She came from Greece she had a thirst for knowledge,
 she studied sculpture at Saint Martin's College,
 that's where I,
 caught her eye.
 She told me that her Dad was loaded,
 I said "In that case I'll have a rum and coca-cola."
 She said "Fine."
 and in thirty seconds time she said,

 "I want to live like common people,
 I want to do whatever common people do,
 I want to sleep with common people,
 I want to sleep with common people,
 like you."

(試訳)
 ギリシア出身の彼女は 知識欲が旺盛で
 聖マーチン大学で彫刻を専攻していて
 そこで僕は彼女に出会った

 彼女は言う「私のパパは富豪なの」
 「僕ならコカ・コーラ割りのラム酒を飲むところだよ」
 「いいわね…」そして30秒後、彼女は口を開く

 "普通の人のように生きたいの
 普通の人がするようなことをして
 普通の人と寝たい
 そう、あなたのような

 これ以上、僕が付け加えるべきことは、何もないでしょう。  コモン・ピーピル(普通の人)に対する憧れというのは、僕にもすごくある。

 湿っぽさが皆無で、バカみたいな歌詞とメロディに、ちょっと涙が出そうになったりして。

  山田宏哉記

P.S. ちなみに、ブリット・ポップについては、「映画『リヴィング・フォーエバー』感想」で喋っています。

 また、「コモン・ピープル」は、当然のようにヨウツベにアップされているので、よかったらどうぞ。  http://www.youtube.com/watch?v=F39RS3I0D0Y&feature=related

2007.11.18
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