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  続・ジョーク感覚を磨くには…

   先回、「ウケ狙い」や「相手を笑わせよう」という意識を持つ人は、かえって場の空気を冷やすというような話をしました。

 ファニー(おもしろおかしい)な話を追求すると、どうしてもシモネタを連発したり、動物のモノマネをしたりという方向に傾きます。

 反面、インタレスティング(興味深い)な話をする人は、正攻法で真面目に喋るだけで、場を和ませることができます。

 「バカになる」と「バカである」は、一字違いですが全く別物です。  「バカになる」ことができるのは、頭がよい人だけです。  バカは、もともとバカなので、「バカになる」という変身ができません(ひどい言い分でした)。

 この点からしても、教養に裏打ちされたインタレスティング(興味深い)な話を志向した方がよいことがわかります。

 また、敷衍すると、相手を「笑わせよう」ではなく、「相手にお喋りを楽しんでもらう。また、自分もお喋りを楽しむ」という姿勢で話すことこそ、最も大切なことではないかと思います。

 「『非モテ』のボンクラどもを徹底批判」という、水に落ちた犬を叩くフリートークもさせていただきましたが、人間としての格が低い人たちは、ここがわかっていない。

 モテる・モテないという議論にはあまり興味がないけれども、一般にモテない男は、話が救いようもなく、つまらん。何とかしてくれ。

 口調が流暢か、否か、という問題とはほとんど関係ありません。  二言・三言聞いただけで、もう会話したいとは思えなくなる。  にもかかわらず、「金さえあれば、俺もモテる」と勘違いしているところが、まさにボンクラ。

   ここを何とかしない限り、人間関係を充実させることは、なかなか厳しい道のりではないでしょうか。  

  山田宏哉記

P.S. 傾聴なくして、ジョークなし。

2007.12.5
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