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  口述 蜘蛛とカメレオンの捕獲術

 「蜘蛛(くも)とカメレオンの捕獲術」というお喋りをしました。情報収集の方法として、蜘蛛型とカメレオン型という比喩がしっくりくるように思います。

 蜘蛛の巣のように、糸を張り巡らせて、そこに引っかかる虫(情報)を捕獲するか。

 あるいは、カメレオンのように、ピンポイントで舌を伸ばして虫(情報)を捕獲するか。

 もちろん、場合によって使い分けることが必要です。

 ただし、差がつきやすいのは、蜘蛛型の情報収集です。何といっても、巣の構築をしっかりやれば、わざわざ自分から獲物(情報)を求めてあちこち徘徊しなくても、勝手に虫が巣にひっかかるからです。

 もともと、ウェブというのは、蜘蛛の巣を意味しています。  つまり、ウェブの強みというのは、寝そべっていても、自動的・構造的に必要な情報を大量収集することができる、という点にこそあります。

 RSSリーダーの発達は、狠懃瓩料祗畄燭両霾鷦集にとって、強烈な追い風となっています。

 すでに、「日常生活で生まれた疑問点を、グーグルで検索する」といったカメレオン型の情報収集だけでは、太刀打ちできない時代状況が出現しているように思います。

 その時は、「いかに性能のよい蜘蛛の巣を作るか」こそが僕たちにとっての死活問題となるでしょう。  

  山田宏哉記

P.S. ちなみに、携帯電話でのインターネット接続は、基本的にカメレオン型の情報収集にならざるを得ません。

2007.12.11
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