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  口述 読書と耳学問のコラボレーション

 「読書と耳学問のコラボレーション」というお喋りをしました。

 効率のよい情報収集・入力をするためには、読書と耳学問(シリコン・オーディオ)をどう組み合わせればよいのでしょうか。

 結論だけいえば、エンターテイメント色の強い情報、雑学的な知識は、耳から仕入れた方が効率的だと思います。

 反面、深く狭い自分の専門分野に関しては、活字を読んで情報入力するのがいいと思います。

 僕の場合は、読書をする際は、大抵、音楽鑑賞とセットにしています。  「読書」と「音楽」は、脳の使用部位が違うので、相互に干渉しません。  時間効率を考えれば、同時に行うのがいいわけです。

 ついでに言うと、読書の裏で、文学作品の朗読などを流すと、理解がおぼつきませんが、「英単語+意味」「世界史年号+出来事」のような単純な一問一答的な豆知識の音源を流すのは、非常に効果的だと思います。

 なお、視覚から入力された情報は、後頭部で処理されます。言語野を扱うのは、前頭葉ですので、頭の前側になります。文字を視認し、その意味内容を理解するために、脳は2テンポの間接処理をしているわけです。

 反面、耳から入力された言語情報は、側頭葉(耳の近くの脳の部位)で直接的に処理されます。つまり、1テンポで直接処理されます。

 学習・上達速度が決定的にモノを言うこの現代社会において、このような脳の使用部位を意図的にずらすことによって、神経細胞の稼働率を高め、情報処理速度や記憶力や高めるというのは、まさに秘伝に属する類の「究極の勉強法」でしょう。  

  山田宏哉記

P.S. 少し手の内を明かしすぎてしまったかもしれません。

2007.12.15
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