ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1836)

 職場隣接主義は理に適う

   僕の実感では、通勤時間は会社に拘束された時間に含みます。ですので、なるべく職場の近くに住むのがいいと思います。

   例えば、通勤時間が片道1時間であれば、毎日2時間、サービス残業をしているのと同じことです。しかも、満員電車で受けるストレスは、会社の業務に勝るとも劣らないものです。

   例えば、職場の近くに住む人が、9時〜21時まで働くのは、それほどきついことではありません。会社の業務以外のことに打ち込むこともできます。

   しかし、片道2時間通勤の人が、9時〜21時まで働くとしたら、1日16時間労働に相当します。17時に帰ったとしても、12時間労働です。

   仕事に曖昧な不快感を感じるとき、それは案外、会社の業務ではなく、通勤時間に憂鬱になるということが少なくないと僕は思います。  

 休日出勤が発生したとき、職場との距離はさらにモノをいいます。例えば、職場に隣接する人が午前中だけ働くのは、何ということもありませんが、片道2時間の人が3時間の休日出勤をすれば、ほとんど1日がつぶれてしまいます。

   電車の中での時間を有効利用すればいい、という声をよく聞きます。しかし、足が疲れたとか、隣の乗客が奇声を発するとか、異臭を発するなどで、満員電車は、勉強する環境として決して恵まれたものではありません。

   しかも、通勤電車で単に突っ立っているのは、疲れる割に、体力も向上しません。

   片道2時間以上かかる人には、今すぐ、職場の近くに賃貸マンションを借りることをお勧めします。

 追記. 長時間通勤の弊害はいくら強調しても強調しすぎることはありません。

山田宏哉記

 2008.10.2
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