ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1838)

 学習法のマネジメント

   コマツ企画の演劇「動転」を見てきました。この演劇作品は、「犒狠弔芝居する様子瓩鯢饌耄△魎泙瓩憧儺劼砲澆擦襦廚箸いΓ加聞渋い砲覆辰討い泙后「夢の中で夢を見る」みたいなものです。

 そして、よりメタな(上位の)視点に立つということから、閃きました。

 かつての社会においては、特定の知識を持っているか否かということが問われました。

 知識そのものよりも、よりメタな知識習得法としての学習・勉強に焦点が当たるようになります。

 やがて、学習そのものよりも、方法論としての学習法・勉強法に脚光が当てられるようになります。現代社会はこの段階でしょう。

 では、この次には何が来るのか。学習法よりも1段階上の方法論とは何なのか?

 僕の閃きでは、それは「学習法のマネジメント」です。すなわち「場面やテーマに応じて、最適な学習法を選択・実践し、最大限のパフォーマンスを上げる」という考え方です。

 例えば、英語の学習、エクセルの技術習得、経済学の教養、IT業界の技術動向、武術の稽古では、それぞれ最適な学習法が異なります。

 座学で済むものもあれば、実際に手を動かしたり、声に出したりする必要があるものもあります。学習する対象に応じて、学習法を変幻自在に変化させ、最短距離でマスターする。

 万物に適応する唯一無二の「究極の学習法」を持つのではなく、学習する対象に応じて、効率のよい複数の強烈な学習法を組み合わせて、成果を上げる。

 数学と音楽の勉強法が異なってくるのは、常識的に考えても当たり前でしょう。ところが、認識が学習法の段階にとどまっていては、このきめ細かな対応ができません。

 まさに、このメタな能力こそが、「ココアを飲むと記憶力がよくなる」といった単なる「学習法マニア」から、「学習法のマネジャー」へと進化する際の必須条件となるでしょう。  

 追記.学習法の統合管理。次なる知の主戦場はここだ。  

山田宏哉記

 2008.10.5
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