ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1841)

 やがてつまらない大人になった

   今日は、22時まで残業しました。これは「普通の労働時間」の範疇に入るのか、僕にはよくわかりません。

 ただ、現代日本で、会社の業務以外にやりたいことがある人にはとって、長時間労働の問題は、なかなかに深刻です。

 僕も、平日は仕事の後に、自分のウェブサイト向けの原稿を書いているので、二足の草鞋を履くことの大変さが身に染みます。さらにこの後は、眠に落ちる寸前まで勉強です。ワークライフバランスどころではありません。

 1日12時間以上働くというのは、牾笋蠕擇辰騰甓瓩瓦垢砲呂△泙蠅膨垢ぁですので、職場での経験を自分の糧とするように心がけることは必須でしょう。

 ややもすると、こうしてつまらない大人になっていくのでしょう。「仕事が忙しい」と言えば、大抵のことは許される。実際、その通りでしょう。1日12時間以上、集中して働いた後に、何かしろという方が酷です。

 そして、志を抱く前に、年金の計算をするようになる。

 二足の草鞋を履いて成功した人の話を聞くと、塗炭の苦しみの味わっていることがわかります。喀血したり、尿に血が混じるのは当たり前の世界です。それでも、最低、数年はかかる。

 僕も、強度のストレスと睡眠不足で、慢性的に貧血状態です。しかし、惰性と周囲に流されてつまらない大人になるくらいなら、無理をかけて死んでしまった方がマシです。

 学生のみなさん。ただ単に、ビジネスパーソンとして生き延びるだけであっても、君が想像しているよりも、難しいと思う。土下座しても頭を蹴飛ばされるのが、大人の世界です(このネタしつこい?)。

 まして、社会人をしながら音楽でプロを目指すなど、普通の人には到底、不可能です。

 常識人なら骨折したり、血を吐いたら、「やばい、医者に行こう」とか思うでしょう。ただ、僕なら多分、勉強を続けると思う。他人には到底勧められないけど、覚悟ってそういうものじゃないか。    

 追記.以上、つまらない大人の説教でした。

山田宏哉記

 2008.10.8
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