ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1866)

 目指せフィクサー、システムの間隙を突け

 人間社会のシステムには、大抵、抜け穴があります。設計者がわざと作っていると言ってもいいくらいです。利用する、しないはともかく、制度の間隙を突けるだけの見識は、持っていて損はないと思います。  

 例えば、日本ではギャンブルを禁止しています。しかし、パチンコの景品が換金できることは誰でも知っています。

 最近、タクシーチケットを使う機会がありましたが、これも不正を生む温床だと思いました。

 例えば交通費\15,000の区間で、タクシーの運ちゃんに\25,000の水増し請求をしてもらえば、スプレッド(差額)の\10,000を抜いて、公務員とタクシードライバーで山分けすることができます。これが、「居酒屋タクシー」の本質です。

 もちろん、これが国民にバレたら首が飛びますから、「実は、ビールをもらっていました。公務員としての意識が足りませんでした」などと、わざと小さな罪を告白しているのです。いやぁ、さすが官僚は頭がいいですね。  

 もちろん、官僚というのは、制度設計を考える人たちです。その人たちが、自ら進んでシステムの抜け穴を利用している以上、日本のシステムが虫食い状態であることは、明白です。  

 僕自身も、社会人と学生の二重身分なので、学割や学生料金を利用することができます。しかも、聴いている講義は、放送大学のものです。早大生の身分は、パスポート的に利用しています。  

 教育システムの間隙を突いた手法ですが、法律上、問題はありません。  

 さらにいうと、罰則規定のない法律や、努力義務の法律は、無視しても特に不利益はないのですが、これ以上言うと反社会的な色彩を帯びるので、やめておきます。  

 追記. そして今、僕は個人事業主のシステムに注目しています。ここにも、巨大な利権の抜け穴があることは、間違いありません。。 

山田宏哉記

 2008.10.31
 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ