ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1918)

 優良企業はアルバイトを採用しない?

   文化系トークラジオLIFEの「第2ロスジェネ(?)」の回を聴いていて、傑作だった投稿がありました。

 家電量販店のようなところでアルバイトをしている投稿者が、正社員の過酷な待遇を見て、「あんな生活だったら、正社員にはなりたくない」と主張していたことです。

 ここには盲点があります。実はアルバイトと正社員が共存している企業は、あまり労働条件がよい職場ではありません。店長が過労死するようなジャンクフード店など、その典型です。

 半径3メートル以内の世界をすべてと思い込む。若者にありがちな認識ミスと言えるでしょう。

 ですので、アルバイト経験から「正社員とはこういうものだ」という認識を持つことは、あまりお勧めできません。

 外資系コンサルの正社員とジャンクフード店の正社員では、同じ「正社員」というくくりでも、労働条件が根本的に異なります。どちらが上というわけではありますが、アルバイト経験から見える「正社員」というのは、ジャンクフード店などの側だけです。

 僕はかつてある出版社で編集アルバイトをしていたとき、その企業の正社員と一緒に働きました。しかしその実態は、どうしようもない同族のワンマン企業で、社員は3時間睡眠で身体を壊したり、肺炎にかかったりしていました。  

 おまけに流行の内定取り消しまで何でもありでした。

 繰り返しますが、アルバイトと正社員が一緒に働く職場というのは、労働条件が悪いです。

 今の日本の優良企業は、原則としてアルバイトを雇いません。情報流出のリスクがあるからです。優良企業は、情報セキュリティに対して、それなりの資金が投下できます。

 零細不良企業には、情報セキュリティという概念がありませんから、コスト削減とばかりにアルバイトを採用します。

 ですので、就職活動をするときには、正社員と派遣社員とアルバイトの構成比率を必ずチェックするべきでしょう。そして、アルバイトが過剰な職場は避ける。これは鉄則のひとつだと思います。

 追記. 日雇い労働で僕たちをこき使った正社員たちも、実は猴遒舛海椶讚瓩世辰燭里任后

山田宏哉記

 2008.12.6
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