ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1923)

 もしも僕がフリーターであったなら

 今僕が偉そうなことを言っていられるのも、会社からやや多めの給料をもらい、福利厚生等の面倒を見てもらっているからかもしれません。僕に対して、「お前から会社をとったら、何も残らないじゃないか」と文句の一つも言いたい人もいるかもしれません。  

 会社自慢をした覚えはありませんが、気づかぬうちに「我こそは優良企業の正社員様であるぞ」と主張していたりして。

 そこで、「仮に僕がフリーターであったなら、この過酷な現代社会をどう生き延びていくか」という話をしたいと思います。

 まず、その時は文筆劇場へのコミットが今以上に強くなり、論文や評論の投稿生活のようなことを始めるでしょう。何と言ってもフリーターは、正社員よりも勉強時間とアウトプットのための時間が確保できます。これを活かさない手はありません。

 では、食うために何をアルバイトとして選ぶか。

 アルバイト情報誌を見ながら、ポッドキャストを聴きながら仕事ができるものを選びます。もちろん、そんなことは求人広告には書いてありません。

 しかしそういう仕事は確実に存在します。ここは想像力をたくましくし、この条件が叶わなそうなら、数日で辞めて新たな求人募集を探すという戦略でいきます。この際、時給は最低賃金以上であれば構いません。

 狙い目は、深夜の清掃バイトです。掃除とポッドキャストの相性は抜群です。

 今だから書きますが、僕は掃除屋時代、誰も来ないような場所を掃除するときは、頃合いを見計らって、結構ポッドキャストで勉強しながら作業していました。就業規則で禁止されているわけでもありませんでしたしね。

 僕はトイレ掃除は担当業務外でしたが、トイレ掃除も"ながら勉強"の狙い目です。やや危険ですが、宅配運送系の仕事もながら勉強向きでしょう。お客の少ない店の店番などもいいかもしれません。

 最悪なのは、やはり日雇い労働です。逐一細かい指示を受けて、作業しなければならないので、これは勉強どころではありません。

 では、仮にポッドキャストで勉強しながら作業できる深夜の清掃アルバイトを見つけたとしましょう。この後、どう人生を展開していくのか。次回以降で書いていこうと思います。  

 追記.  これぞ本当のセカンドライフ。

山田宏哉記

 2008.12.9
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