ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (1925)

 セカンドライフとしてのフリーター 海外展開編

 めでたく僕は、ポッドキャストを聴きながら作業できる深夜の清掃バイトにありつけたとします。

 では、その後の人生をどう展開するか。問題は書くネタです。これは"海外取材ネタ"を僕の文筆の核としない手はありません。

 逆説的ながら、"海外展開"を考えるとき、正社員よりもフリーターの方が有利だと思います。というのは、海外旅行にかかる料金がどんどん下がっているからです。今は3万円もあれば中国旅行が可能な時代です。

 むしろ制約は時間の方です。学生やフリーターの方が、放浪気味の海外取材に出かけやすいという利点を利用します。

 一昔前は、凡人でも海外に出かけて旅行記を書けば出版できる時代がありました。今でも、異国の体験記等は、ただそれだけで市場価値が跳ね上がるというのは、日本出版界の特徴です。

 だからこそ、『ダーリンは外国人』というような本がベストセラーになります。

 ではどこの国に取材として出かけるか。これは旅行費と報道価値を総合的に考えたとき、まずは中国以外にはありえない。しかもいまや中国語は、日本国内でも十分に身に付けることができます。  

 もちろん僕はフリーター(という設定)ですから、三つ星レストランとか高級ホテルのレポートはできません。お金がかかない割に、市場価値のあるテーマを選んでいくことになります。

 まずは、中国の貧民街や阿片窟のようなところをレポートする文章を書きたいところです。危険地帯に踏み込むなど、多少のリスクは覚悟の上です。

 あとは、中国市場に出回っているコピー商品の実情とかを書きためて、ビジネス雑誌に投稿したいところです。

 ちょうど僕は、中国武術をやっていたのでその方面もネタも貧欲にかき集めて、武術系の雑誌に投稿するのも手かもしれません。

 そして、名刺には"国際ジャーナリスト"とでも刷って、配り散らすところですな。  

 追記. おいおい、これじゃ今の僕以上に輝いているじゃないか。

山田宏哉記

 2008.12.9
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