ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2305)

 ここ一番の勝負強さ

 土曜日の朝です。これから休日勤務です。宮仕えの方が正念場を迎えているので、連日、ハードワークが続いています。

 おそらく、「短期的に成果を上げる」ということは、僕たちがもっと真剣に考えなければならないテーマです。人間の真価が問われるのは、おそらく平時のルーティン・ワークよりも、「いざというとき」なのでしょう。

 戦乱の世の中であれば、「戦争で勝つか、負けるか」が決定的な意味合いを持っています。戦争さらに局所的な戦闘は、短期間で決着がつきます。

 普段、どんなに汗を流して訓練していても、戦闘本番で負けたら、全く意味がありません。

 強盗に襲われたときも同じで、生命のやり取りは、一瞬の出来事です。特に、銃や刃物で襲われた場合は、刹那の対応力が、文字通り生死を分けます。

 「継続は力なり」という。これは正しい。

 ただし、その一方、「ここ一番」という場面で、パフォーマンスを示すことができなければ、やはり埋没してしまいます。

 おそらく人間は、デフォルトでは短期的な利益を上げることしか考えていません。

 極端な話、「目の前のことしか見えない」し、「今日の食事にありつけて、睡眠場所を確保できればいい」わけです。だからこそ、「長期的な視野でものを考える」ことの大切さが殊更に強調されるのでしょう。

 勝負の世界に生きる人は、「明日が消える」という感覚を持つことがあると思います。

 勝負の行方によっては、身障者になったり、生命を失ったりする可能性があると、もう"決定的場面"のことしか考えられなくなります。

 "普段"の積み重ねと、ここ一番の勝負強さ。これを両輪として生きることが、いわば"未来を切り拓く"のでしょう。

   追記. では行ってきます。

山田宏哉記
 
 2009.10.2
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