ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2310)

 常識のスプレッド・シート

 スプレッド・シートを操作する上で、関数は避けて通ることができません。これをどれだけ使いこなすことが出来るかで、実務能力の一端が決まると言ってもいいくらいです。  今回は、僕が実務でよく使う関数を紹介します。

   1.=vlookup()

 思うに、関数=vlookupを使いこなせない人にとっては、エクセルは四則演算の計算機の延長線上のものでしかないと思います。しかし、=vlookupで検索した値を引用することができるようになると、世界が変わります。

 特に、スプレッド・シートで個人情報を扱う人にとっては、この関数が使えないと仕事にならないくらい大切でしょう。

 2.=concatenate()

 セル同士を接続した値を返すことができる関数です。例えば、苗字と名前が別のセルに入っている場合、=concatenate()を使うと、別のセルに氏名という連続体で取り出すことができます。

 個人的には、=vlookup()と相性がいいと思います。

 3.=or()

 A列とB列で食い違う部分を確認したいとき、いくつか方法があります。

 =exact()関数や=if()関数がありますが、最速は=or()でしょう。当てはまればTrue、間違っていればfalseが返ってきます。

 目視で確認などというのは、効率が悪いだけでなく、不正確なのですが、関数を知らないばかりに、無駄な努力をする人が後を絶ちません。

 さて、中には=SUM()や=ROUND()や=AVERAGE()といった関数が出てこないことを不審に思う人もいるかもしれません。簡単に理由を説明すると、これらは四則演算の中で閉じられた世界であって、しかも知っていて当たり前のものです。

 いやむしろ、どれだけ計算を離れた使い方ができるかが、スプレッド・シートの腕の見せ所でしょう。

   追記. なお関数は、マウスで関数ウィザードを操作するのではなく、直接キーボードで打ち込むべきであるのは言わずもがなです。

山田宏哉記
 
 2009.10.7
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