ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2328)

 実名ウェブサイト運営の掟

 宮仕えしているビジネスパーソンがウェブサイトやブログを開設するとき、普通は筆名あるいは匿名にすると思います。

 僕も正直、「筆名でやればよかった」と思います。ただ、学生時代からやっているということもあり、単なる意地で、いまだ実名で押し通しています。他人には決して勧めません。

 まず気を使うのは、「勤務先に迷惑をかけない」ということです。

 職場での出来事や営業秘密を書くのは論外として、基本的には会社の名前も、会社への感情も、一切言及しないようにしています。この辺りは、本当に気を使います。

 ですので、僕の社会的属性としては、「平日は、民間企業でホワイトカラーとして働いている」というのが限界です。これ以上は、書けません。

 そして、「組織人として、誠実に仕事をし、ハイパフォーマーであり続ける」ということです。いくら規則に違反しないからと言って、周囲から「ウェブの運営に現を抜かして、仕事の手を抜いている」と思われたなら、やはり社会人失格です。

 そして、ウェブの内容に反社会的・反倫理的な記述があるのも、やはり望ましいことではありません。

 ウェブに過激な書き込みをすると、大抵、炎上して「警察や勤務先に通知してやる」などという余計なお節介が跋扈します。

 これが原因で職場で呼び出されて、「これは一体、どういうことなんだ。説明してもらおうか」などと言われた日には、もう面倒くささ爆発でしょう。懲戒処分でも受けたら、それこそシャレになりません。

 筆名でやっていれば、アイデンティファイされませんから、こういう気苦労をすることもないでしょう。

 学生時代は、ウェブが原因で随分と実生活のトラブルを起こしましたが、今後はそういうわけにもいきません。

 あぁ、やっぱり社会人になった時点で、筆名に切り替えればよかったかなぁ。

 読者の中には、現実生活での僕を知っている人も含まれているようですが、この辺りの気苦労に配慮していただければ幸いです。いはやは、本当は筆名でやりたいのです。

   追記.ついでに言うならば、宮仕えしているビジネスパーソンが「有名」になることは、決して望ましいことではありません。

山田宏哉記
 
 2009.10.17
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