ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2366)

 【実務家の批評】その場で瞬殺する仕事術

 ようやく気付いたことですが、仕事というのは"その場で瞬殺"するのが大原則です。

 よく、「仕事は優先順位を考えてやる」ということが言われます。しかし、5〜10分以内に終わる仕事であれば、優先順位など無視して、とにかく受けたその場でやってしまった方が効率的だと思います。

 メールの処理なり、返信も仕事の一環と考えるなら、仕事というものは、リアルタイムで次から次へと発生します。

 しかし、やるべきことを「優先順位が低い」という理由で後回しにしても、「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」という精神状態では、あまりいい仕事は期待できません。

 戦場の兵士に求められるのは、何事もとにかく「すぐやること」です。優先順位は二の次三の次です。「後でやろう」という発想では、後でやる前に昇天する羽目になります。

 そしてものを言うのは、瞬殺できる仕事の領域を広げていくことです。

 確かに実力が低いうちは、"その場で瞬殺"することはできません。

 しかし、「確認して、後ほど連絡します」とか「検討して結果を報告します」みたいな言い方に慣れないことです。こういう姿勢が時間の無駄を生むのです。

 時としてこういう必要がある場合もありますが、「やむを得ない場合」だということを心した方がいいと思います。

 大切なのは、その場で即座に対応して、作業を完結させることです。

 現時点ではできなくても、「後ほど、連絡します」を口癖にする側に立つのか、その場で問題を解決しようとする側に立つのかでは、結果も大きく違ってくるでしょう。

 敵兵と遭遇したら、とにかく相手を倒すことです。それが生き残るということです。殺す理由や目的など、後で安全な場所で考えれば充分でしょう。
   追記.優先順位を考えなければならないという状況そのものが、既に敗北臭を放っています。

山田宏哉記
 
 2009.11.11
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