ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2377)

 【実務家の批評】ハイブリッド・メッセージ  

 情報を正確に伝えたい時には、文面で伝えるのが基本です。

 金額や電話番号の類を口頭で使えるのは、それだけでミスのもとです。また、「相手にメモを取らせる」というのは、結構、失礼なことです。

 一方、相手に感情に訴えたいことがあるときは、声で伝えるのが基本です。挨拶を始め、「ありがとう」とか「好きです」とかね。

 「メールにするか、電話にするか」といった、コミュニケーション媒体を巡る問題は、以上の方針でおおよそ解決します。

 文筆劇場においても、緻密な情報は文章として記す一方、読者の感情に訴求したい事柄については、口述という形式でお伝えしようと思います。「the pillows最高、あぅあぅあぅ」とかね。

 さて、僕は、ホワイトカラーのビジネスパーソンにとって、実務上のコミュニケーションは、メールを基本とすべきだと思います。口頭でのやり取りは、補完的に用いるべきでしょう。

 よく隣の席の人にメールをするという行為が、揶揄の対象になります。

 しかし、参考情報の類は相手のメールボックスに放り込んでおいた方が、お互いのタイムロスが少なくて済みます。

 もっとも、記録に残すのが不適なアンダーグラウンドなやり取りならば、今後も口頭でのやり取りを基本とするべきでしょう。

 「伝えたい何か」があるとき、文面と音声を組み合わせたハイブリッド・メッセージで伝達することができれば、別次元のコミュニケーション能力を手にすることができるのではないでしょうか。  

   追記. 当然、うろ覚えの金額を口走ったり、欠席連絡をメールでするというのは、媒体の選択ミスとなります。

山田宏哉記
 
 2009.11.17
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