ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2434)

 20代男性、年収400万円以上に浮上する

 男の社会的な価値は、端的に収入で決定される面があります。女性が男性を査定するときも、大抵、収入は外さないでしょう。

 「男の価値は収入では決まらない」とわざわざ言明しなければならない時点で、僕たちは無意識の領域で、成人男性の価値を収入で測っています。

 さて、20代の成人男性の平均年収を調べてみると、大体、380万円前後のようです。この数字に対する見方は様々でしょう。

 時給\1,000のフリーターでは、現実的に手が届かない高値の花ですし、ビジネスエリート層から見れば、ゴミみたいな金額でしょう。

 しかし、経済面のことを言うなら、20代男性であれば年収400万円以上は確保しておきたいところです。

 20代で年収400万円以上あれば、さして心理的に気後れしないで、生きていけると思います。学歴で言えば、早稲田大学のような位置づけです。

 だから、収入のことを聞かれても、「安月給で嫌になっちゃいますよ」とジョークとして済ますことができます。この「心理的に気後れしない」というのは、実務家の立場からすると、かなり重要なことです。

 年収400万円というのは、ある意味で象徴的な数値です。世界規模でマニュアル・レイバー(単純労働者)の年収は2万ドル前後に収斂していくことが予想されます。

 その時、「他人の2倍稼ぐ」ことができれば、基幹人材として、それなりのポジションを確保することができます。こちらの年収が相手の2倍あると、優位な立場に立つことができます。

 ただし、20代で年収400万円というのは、そう簡単に稼げる金額ではありません。

 例えば、月収25万円、年間賞与が100万円で、ようやく年収400万円です。もちろん、まともに賞与がでる企業ばかりではありません。賞与なしだと月収35万円でようやく年収420万円です。

 今は、まっとうに就職できる人ばかりとも限りません。事業を起こして稼げる人はさらに少ないでしょう。

 年収400万円以上に浮上する。20代男性にとっては、これは結構高いハードルではないでしょうか。

 追記. そして収入が変わると、世の中の見え方が変わってきます。

山田宏哉記
 
 2010.1.9
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