ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2436)

 ミスフィッツの蠢動

 「世の中を動かすのは、その時代に生きた最も優秀な人々である」というのは、割と常識的なものの見方です。

 その一方で、世の中を動かすのは、その時代の最も底辺に位置するミスフィッツ(社会不適応者たち)である、という視点を持つ人は、ほとんど存在しません。

 暴力団、殺人犯、ホームレス、発狂者、異常性癖者、中国人マフィア、違法滞在者、カリスマ宗教家…。まっとうな常識人から見れば、関わり合いを持ちたくない人々が、実のところ、先鋭的に世の中を動かしています。

 昨年の年末年始、"派遣村"という底辺労働者によるメディア・パフォーマンスがありました。オウム真理教によるサリン散布や、秋葉原の無差別殺人にしても同様です。

 評価はどうあれ、これらが世論を動かしたことは事実でしょう。

 僕は割と裏社会の動向に関心を払っています。「ヤクザが何を資金源にしているか」とか「ホームレスはどうやって生活しているか」という疑問を突き詰めると、現代日本が抱えている歪みのようなものが照射されます。

 みなさんは"日本国籍"の販売実態や、ヤクザがホームレスを囲い込んで生活保護の申請をさせたりしていることや、違法滞在する在日外国人の収入源などをご存じでしょうか。

 「大学生の麻薬汚染問題」などの情報に関連して、一部の情報は表に上がってきます。しかし、ほとんどは水面下に潜ったままです。

 「刑務所に入りたい」という動機の犯罪に至っては、報道規制がかかっているようです。

 思うに、本当に先鋭的に日本社会を動かしているのは、こういうアンダーグラウンドな部分です。なぜならこれらは、人の命に関わる問題だからです。

 今、ミスフィッツたちは、どう生計を立てているのか。それは負の原動力として、日本社会を動かしていくのです。

 追記. 以上、アウトサイダーの視点でした。

山田宏哉記
 
 2010.1.9
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