ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2444)

 iPhoneで何が変わるか

 遅ればせながら、ソフトバンクのショップでiPhone3GS(16G、ブラック)を購入しました。純然たる2台目携帯としてです。

 予め考えていた使用目的としては、ウェブ運営関係、ツイッター、投資関係などがあります。

 しかし、正直、よくわかりません。この「よくわからない」という、ゆるい部分にこそ、ファンダメンタルな変化を引き起こす何かが含まれているような気がします。

 アプリに関しては、自分でカスタマイズできるということもあります。

 ただし、そういった個人レベルの使い方といったことよりも、iPhoneが一定数以上のユーザーを獲得することによって生まれる社会的な変化の方が大きいかもしれません。

 現時点でも、既にiPhoneユーザーは平均すると情報感度が高いと考えられます。iPhoneユーザーとそれ以外の日本のガラパゴス携帯を使っている人のあいだでは、相当な情報格差が生まれるのではないでしょうか。  

 例えば、ひらがなの「お」を表示するのに「1」のボタンを5回連続で親指で押すというのは、どう考えてもスマートとは言えません。これはキーが決め打ちになっていることの限界です。

 僕は、日本のガラパゴス携帯で文字入力をするのが嫌で仕方がありません。遅くて非効率だからです。

 もっともiPhoneと言えども、PCでの入力速度には敵いません。それでも、持ち歩いてすぐに起動できるという点を考慮すれば、ツイッターに投稿する140字くらいまでであれば、実用的な水準に達しているのではないかと思います。

 日本の携帯電話向けビジネスはひどいものです。「着うたサービス」を初め、マスコミ報道であっても、ウェブでは無料のものを、携帯電話向けでは「月額\100の情報料」といった奇妙なことをしています。

 そもそも、日本の「携帯向けサイト」そのものがリテラシーの低い人をターゲットにしたものです。

 何より、iPhoneは世界中にユーザーがいるという点において、ただそれだけで大きなムーブメントを起こす可能性を秘めていると言うことができるのではないでしょうか。

 追記. 電車の中で、ガラパゴス携帯を使っている人と、世界標準のスマートフォンを使っている人では、全く別の世界に生きていると言ってもいいでしょう。

山田宏哉記
 
 2010.1.22
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