ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2453)

 過去の遺産を食い潰す

 私事で恐縮ですが、今、体調不良によって明らかにパフォーマンスが低下しています。身体がやけに重かったりするので、精神的な面でも意欲や向上心そのものが萎えてきています。

 「困った」とは思っているのですが、根本的な対策は打てていません。

 日常生活ではまだ、家族以外の人にはあまりバレてはいないと思います。過去のストックを食い潰しながら、何とかその日その日を取り繕っています。

 大学院生の頃、自分の将来の仕事のことを考えるのが嫌でした。生活していけるかどうかもわからないし、自分にとって都合が悪いことだったからです。

 いざ社会人になってからは、働くことは希望に近いことでした。収入を得て経済的自立を果たすことができるし、能力面でも職業的な技術の蓄積も望めます。10年後の自分は、今より確実によくなっているという手ごたえがありました。

 そして今、また将来のことを考えるのが嫌になってきています。あまり人生に積極的な希望を持てなくなってきてます。

 どちらかというと、身体が痛んでいるので「存在しているだけで不快」な感覚があります。

 今のようなハードワークはおそらく長くは続けられないし、宮仕え以外に生活していく当てがあるわけでもありません。そんなことを考えていると、精神的にも参ってしまいます。

 学生時代から、健康には人一倍気を使ってきたつもりでいましたが、まさか自分がこんな体たらくになってしまうとは思ってもいませんでした。

 短期的には、過去の遺産を食い潰していけるかもしれません。しかし、成長や能力向上が止まってしまったら、根本的には"後退あるのみ"でしょう。

 追記.こんなときに限って、ハードワークの連続です。とほほ。

山田宏哉記
 
 2010.2.11
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