ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2467)

 入院中にするべき具体的行為

 先回、病院に入院する際には、「PC持ち込みとウェブ接続の確保」が最も重要で、これはそのまま「日常生活の確保」になるという話をしました。

 それを踏まえた上で、入院中にやっておきたい具体的な行為について、いくつか記しておきたいと思います。

 1.良質なドキュメンタリー番組の視聴。

 2.活字系の勉強。

 3.身体を鍛える。

 4.ウェブサイトの設計・作成。

 5.事務的なこと。

 項番1に関しては、ウェブ上にNHKスペシャルやクローズアップ現代、あるいはBS世界のドキュメンタリーなどの動画が転がっているので、ウェブ接続を確保していれば、まとめて観ることができます。

 動画あるいは映像の視聴というのは、どうしても時間がかかるので、普通に仕事をしているとなかなか観る機会がありません。入院中であれば時間には比較的余裕があります。

 良質のドキュメンタリー番組は、取材も丁寧で、視野が広がったり、考えさせられる点が多い。少なくとも、"TV廃人"のようにリアルタイムで民放のクイズ番組やバラエティ番組を見るよりは遙かに有益です。

 項番2はある意味、拘置所や刑務所に入ったときにも使える定番です。流行の書籍ではなく、評価の定まった古典的な書物を腰を据えて読むのがいいでしょう。僕は、10冊ほど小難しい書物を持ち込んでいます。

 また、実学志向であれば、語学や経済学・経営学などの勉強もよいでしょう。

 項番3は意外と忘れがちなことです。入院中は行動半径が狭くなるので、放っておくと確実に基礎体力の低下を招きます。「絶対安静」の指示などが出ていなければ、日常的に身体を調節しておくことはとても大切です。

 僕はベッドの上で動画の視聴をしながら開脚前屈をしたり、指回し体操やアイソメトリック系の筋トレをしています。

 項番4は、定期更新に関しては、日常生活の一部です。ただ、普段はなかなかいじることのできない全体的な設計の見直しなども、入院中ならば可能です。

 項番5に関しては、入院すると、費用のこととか、保険金が出るかどうかとか、会社への提出物の用意とか、色々と厄介な問題が発生します。あまり愉快なことではありませんが、避けて通るわけにもいかないので、つつがなく事務処理できるように準備します。

 他にも、家賃の支払いとか大学の手続きとか、個々の生活に合わせた事務手続きが必要になるので、忘れないようにします。

 希望的観測ですが、入院中も以上のようなことを熱心にやっていれば、入院という状況も"最小限の被害"に抑えられ、うまくいけば"反転攻勢"に出られるのではないかと思います。

追記.そういえば、NHKスペシャル『無縁社会』では、孤独死したひとりが家のTVをつけたまま死んでいました。まさに、"TV老人"から"TV廃人"となり、"TV腐乱死体"となる典型的な悲劇でしょう。

山田宏哉記
 
 2010.3.3
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