ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2562)

 モバイル革命で1日24時間が"情報戦"となる

 本日、休日らしく川越を散策してきました。しかし、それはどうでもいい。

 途中、iPhoneでスナップ写真を撮影してツイッターに投稿するという実験をしてみました。母校である川越高校の写真やサンロードの"人ゴミ"の写真をTweetDeckから直接投稿してみました。

 これが、あまりに呆気なくできたので、驚きました。おそらく、他のツイッター・クライアントでも、似たり寄ったりの簡単な操作だけで投稿できるのでしょう。

 iPhoneで撮った写真を、ほとんどリアルタイムでアップロードして、ツイッターに投稿できるというのは、驚くべきことです。

 "写真で情報発信"をするのに、"PCの前に座る"という制約が取っ払われた意味は大きい。珍しい光景に出くわしたら、気軽にiPhoneで撮影して、そのままアップすることができる。

 見方によれば、"行動力"や"フットワーク"がモノを言う時代への反転です。

 もちろん、技術に強い人からすれば「何を今更」という話でしょう。実のところ、僕も知識としては知っていた(尚、知識としてはiPhoneからUSTにリアルタイムで映像をアップロードできることも知っています)。

 それでも、実際にやって、できてしまうとやはり驚きます。「すごい時代が来たものだ」と。

 おそらく、普通の日本人の感覚からすれば、こういう技術は決して"当たり前のこと"ではありません。

 スマートフォンの利用者は日本人の多数派ではないし、利用者の中でも半分くらいは「こんなことができる」とは思っていないのではないでしょうか(そうだと思いたい)。

 少なくとも「1日中、TVを観るしか楽しみがない」という方には全く縁がない話です。

 僕自身、ごく平均的な日本人と比べれば、おそらく情報技術に強い方だとは思う。それでも、革新的な先端部分には全くついていけません。

 今、僕が驚いているようなことは、技術に強い人のあいだでは、おそらく既に1年前には"普通"のことだったでしょう。それが、怖いところです。

 思うに、情報格差というのは"勝ち組"と"負け組"に二分するような単純なものではありません。突端的なユーザーと僕の間でも情報格差が広がっているし、おそらく僕と"普通の日本人"の間でも情報格差は広がっています。

 そして、スマートフォンやiPADによるモバイル革命は、この情報格差の拡大を加速させることになるでしょう。

 モバイル革命によって、1日24時間が"情報戦"となるのですから、当然です。これからの情報社会で活躍しようと思ったら「もはや、休日はない」と覚悟するべきでしょう。

追記.以上、川越散策からやたらと話題が広がりました。

山田宏哉記
 
 2010.5.3
 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ