ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2606)

 アウェイに遠征すること

 ウェブサイト「副島隆彦の論文教室」に私の山谷探訪記を掲載して頂きました。文筆劇場に掲載しているものと全く同じですが、興味のある方はご覧下さい。

 http://soejimaronbun.sakura.ne.jp/files/ronbun095.html

 いくつか特筆すべきと思う事項があります。

 まず、文章というのは、同じ文章であっても、発表する媒体によって受ける印象が全く変わってくるということが挙げられます。

 黒の背景に白抜きで文字を書くのと、白の背景に黒文字を書くのでは、受ける印象が変わってきます。これは、あくまで「印象」のレベルに留まっていることが、かえって問題をややこしくしています。

 それ以上に感じたのは、"アウェイに遠征する"ことの大切さです。

 自分が運営しているウェブサイトを訪問してくれる人や、ツイッターでフォローしてもらっている人に対するメッセージは、"ホーム"だと解釈できます。

 つまり、予め"ある程度、気が合う"ことを前提にして記事を書いても、特に問題はありません。これは快適と言えば、快適です。もうここ何年か、このスタイルでやっています。

 自分のウェブサイトを持っていなかった頃は、雑誌の投稿欄によく投書したものでした。掲載されるかどうかはわからないけど、自分の書いたものが多くの人の目に触れるような気がしたので、頑張ったものです。

 今ではもう、雑誌の投書欄等に投稿しようと気力が起きません。世の中に対して何か言いたいことがあったら、文筆劇場に掲載した方が、リアクションを確認できるし、おそらく訴求力も大きいからです。

 ただ、予め自分の思考や考えに共感する人にばかりメッセージを発信していると、それはそれで問題があるように思います。

 おそらく、自分の立ち位置を正確に確認するためには、自分とは多少なりとも思考法や価値観が違う人からの批評を受けるのが一番です。自分の作品の特徴というのは、案外、自分自身にはわからないものです。

 「自分を売り込みたい」とはそれほど思いませんが、自分の思考や作品を限界を認識するためにも、積極的にアウェイで他流試合をやるべきなのかもしれません。

 今後も、人様の媒体に私の原稿を掲載する機会があったら、なるべく積極的に活用しようと思います。

山田宏哉記
 
 2010.6.17
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