ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2626)

"英語で雑談"という当面の目標

 英文読解は、辞書を引きながら読める水準に達すれば、後は自力で学習を進めていくことができます。

 英会話において、"辞書を引きながらであれば、読める"に相当するレベルは、果たして何に当たるでしょうか。

 僕は「英語で雑談ができる」にあたると思います。

 簡単な挨拶と自己紹介であれば、フレーズを予め「暗記」することによって対処することができます。大体の決まったパターンがあるからです。

 しかし、これが雑談となると、「暗記」で対処することはできません。「何を言うべきか」に即興で対処する必要があります。逆に言うと、英語で雑談ができるようになれば、後はもう「ひとり立ち」ができるのではないかと思います。

 結局のところ、細かい語彙の使い方や発音は、英語でネイティヴ・スピーカーに聞くのが一番です。「文法的には間違っていないけれども、何となく変」というようなことは、ノン・ネイティヴにはなかなかわからないものです。

 また、雑談をしながら、わからない語彙があったら、その都度、相手に確認する。この作業を繰り返せば、嫌でも英会話能力は向上するでしょう。

 問題は「雑談ができる」という水準が低いように見えて意外と高いことです。これはもう定型フレーズを丸暗記して、ネイティヴ・スピーカーにぶつけてみるしかないでしょう。

 「おはよう」とか「初めまして」といった単語レベルから始めて、徐々に「私は◯◯の仕事をしています」などの複雑なフレーズにレベルアップしていくのが王道でしょう。

 一言のフレーズであっても、実際にネイティヴ・スピーカーに通じれば嬉しいし、励みになるものです。ここで必要なのは、知識ではなく、むしろ度胸です。

 従って、大半の日本人にとっての当面の目標は「英語で雑談ができる」が適当ではないでしょうか。

山田宏哉記
 
 2010.7.7
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