ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2635)

スマートフォンで変わる国内旅行のかたち

 スマートフォンによって国内旅行のあり方が大きく変わったと思います。簡単に言うと、荷作りと下調べの手間(≒余計な手間)が劇的に減りました。

 僕自身、今回初めて、iPhoneを携えて"関東以外"の場所を探訪した結果、相当に便利な時代になったと痛感しました。

 まず、航空券のチケットの予約番号や宿泊予定のホテルの情報などは、iPhoneから見られることで、利便性が劇的に高まりました。

 グーグルマップとコンパス、路線検索のおかげで、旅先で迷子になる可能性も劇的に減りました。探訪場所の情報も旅行中にウェブで検索すればいいわけです。

 また、美術館や博物館を探訪した時、写真撮影が許可されている場合は、解説はスマートフォンでメモとして写真を撮り、後から読み返すことが可能になりました。

 常に気になるのだけど、美術館や博物館で、実物を鑑賞するより解説を読む事に熱心な人が数多くいます。これは時間の使い方として、非常にもったいない。実物と対面した時は、実物の観賞に専念するべきです。

 理由は単純です。解説ならば、どこにでも転がっていますが、実物との出会いは一期一会だからです。

 「実物を見るより、解説を読む」という姿勢は、学校教育の弊害でしょう。確かに試験の点数を取るためであれば、解説を読めば十分です。それどころか、作者と作品名を一対一で暗記すれば、大抵は事足ります。

 しかし解説を読むためなら、わざわざ遠くまで足を運ぶ必要はありません。とはいえ、解説が作品の理解に役立つことも確かなので、無視するのも賢明ではありません。そこでは「写真でメモを撮り、後で読み返す」という手法が効果的です。

 写真や動画をリアルタイムでウェブにアップロードすることもできます。松下幸之助歴史館を探訪した折には、興味深い展示物が多数あったので、次々と実物と解説を写真に撮りました。

 まともに紙にメモとして書き写していたら、とても間に合わなかったでしょう。

 読みかけの本も、旅の友とする場合は、スマートフォンにいれていくのが吉です。今回は、佐々木俊尚(著)『グーグルGoogle』(文春新書)を読了しました。この本は、最初から最後までiPhoneで読み通しました。

 問題は、スマートフォンのバッテリーの問題ですが、これはサンヨーのモバイルブースターを使用することでほぼ解決しました。

 旅に限らず、外出先でスマートフォンを酷使する人は、やはり外付けのバッテリーを持ち歩いた方がよいと思います。「精神衛生面で強気になれる」のが最大のメリットです。

 バッテリーの残量を気にするせいで、撮るべき写真や映像を撮影することを控えるとしたら、もったいないことです。

 そして、僕がスマートフォンで国内旅行が変わったと思う最も大きな理由は、僕自身iPhoneがなかったら、わざわざ大阪に遠征することもなかったと思うからです。

山田宏哉記
 

 2010.7.18
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