ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2659)

 2010年の中部山岳国立公園 素晴らしき自然と観光利権

 2010年8月10日、中部山岳国立公園の上高地を探訪しました。

 景観は素晴らしいものでした。特に透明度の高い水が印象的です。日本にもまだこのような自然が残されている。これは極力、今後も残していけるように努力をするべきです。

 写真を撮ってきたので、以下、紹介しましょう。ちなみに、探訪して2時間くらいは空が割と晴れていたのですが、急に天候が変わり、雨が降り始めました。

 山の天気は変わりやすい。雲のあり方が"地上"とは異なります。その辺りの様子も写真から読み取れるのではないかと思います。

【写真1】上高地・大正池


【写真2】賑う観光客たち



【写真3】透明度の高い水(1)


【写真4】透明度の高い水(2)


【写真5】日本の"近代登山の父"ウォルター・ウェストンの碑


【写真6】ウェストン碑の解説掲示



【写真7】河童橋。上高地のメインスポットのひとつ。


【写真8】河童橋から臨む山岳。あいにく、雨が降り出した。

【写真9】中部山岳国立公園・上高地の案内図



 以上のように上高地の景観に関しては、申し分のないものです。定期的に何度でも来たいと思える場所です。

 但し、その一方で、中部山岳国立公園の「観光利権」もまた特筆に値します。

 中部山岳国立公園自体は、特に入場料のようなものは必要ありません。

 ところが、自家用車での乗り入れが規制されているため、観光客は途中から、地元のタクシーかバスに乗り換える必要があります。その際にかかる交通費が振るっています。

 往復料金がタクシーで約¥8,000。バスで一人¥2,000〜\2,400という素晴らしさです。

 根本的におかしいのは、自家用車での乗り入れ規制が「環境保護」を名目に行われている点です。ならば当然、同様に排ガスを出す地元のバス会社やタクシー会社の車両も通行不可とするのが筋でしょう。

 しかし、そうはなっていない。観光利権を守るために、表向きは「環境保護」を唱える。その欺瞞を僕は批判したい。

 結局のところ、彼らが言う「環境保護」とは、自然植物等を守ることではなく、利権構造を守ることを指しています。ならばこの際、ハッキリそう言えばいいのです。

 2010年の中部山岳国立公園。美しい自然の裏では、醜い観光利権が渦巻いていました。

 山田宏哉記
 
 2010.8.10
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