ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2671)

 老人は若者に席を譲るべきである

 残念ながら、近頃、マナーの悪い老人が目につきます。あまり公然とは言われませんが、誰しも薄々感じていることでしょう。

 マスメディアなどでも、老人の万引きが急増が伝えられています。

 グーグルやヤフーで「老人のマナー」等と検索すると、「高齢者のマナーが悪い」という声が予想外に多い。

 先日も、「かつや」にマナーの悪いご老人が来て、辟易しました。「お客さまは神様です」とでも言わんばかりに、店員にイチャモンをつける始末でした。

 「お客さまは神様です」という言葉は、働く側が「下座の業」として心得るべき矜持であって、客側が取るべき態度ではありません。「カネを払ってやっている」という態度の横柄な客は、人として醜いものです。

 老人の年金を支えているのは、現役で働いている世代です。冷静に考えれば、年金や生活保護で生活している老人が、コンビニや飲食店で店員に対して横柄な口を利くのは、本来、あってはならないことでしょう。

 僕がマナーの悪い老人を意識するようになったのは、病院に入院していた時です。

 同室のご老人が、看護師に対してセクハラ発言を大声で繰り返していて、非常に迷惑しました。また、TVに向かって、いちいち大声で「バカだ、バカだ」などと突っ込みを入れていました。

 「朝起きて、TVを見て、夜寝る」で記述できるような生活を送っている"TV老人"たちは、特にマナーが悪く、医療現場を疲弊させていました。正直言うと「晩節を汚す」という言葉がピッタリでした。

 もちろん、世の中には尊敬すべき高齢の方がたくさんおられる。しかし、彼らは何も「歳をとっているから偉い」のではありません。

 この国はもっと、若者を大切にする必要があります。老人が権力にしがみつき、いつまでも社会の上層に居座っていると、若い人たちに活躍の場が与えられません。

 今こそ、言わせてもらいます。「老人は若者に席を譲るべきである」と。


 山田宏哉記



 2010.8.22
 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ