ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2686)

 "石の上にも3年"のブレイクスルー

 社会人になってから、2年半が経ちました。その間、実務経験を積み、学ぶところは非常に多かった。現在の雇用契約先には感謝しています。

 そしてこの度、従事する内容が変わります。結果的に、私の希望が通ることになりました。

 汎用性と将来性が高い分野で、言葉は悪いですが、仮に現在の雇用契約に「異変」が起きたとしても、市場価値を持つことができると思います。

 特に、これまでの日本企業が「なぁなぁ」で済ませてきたところです。そして今、企業も個人も"グローバル化"を迫られる中で、急速に必要性が増してきています。

 ITと関係は深いですが、身に付けた技能が「時代遅れ」や「不要」になることもないでしょう。そもそも、人間が国家や組織を構成し、その中で様々な諍(いさか)いが起きる以上、なくてはならないものです。

 何より、「文章の読み書き」という私の強みが、仕事に直結することになります。英語学習も、より直接的に仕事に役立てることができるでしょう。

 当然、ウェブサイト運営の面でも役立ちます(これは日雇い労働や掃除屋でも、同様だったわけですが)。

 もちろん、良いことばかりではありません。今まで従事してきた分野とは若干ずれるので、またイチから勉強し直す必要はあります。但し、学習能力と情報収集能力の高さには自信があるので、一気にキャッチアップしていきたいと思います。

 そして、これまで以上に"自ら企画立案し、積極的に仕掛ける姿勢"が必要になります。

 「もっと専門分野を持った方がいい」と言われることもありますが、私の専門は「日本語で文章を書く」ということです。これは大学時代の決意で、以来、揺らいだことはありません。

 学問であれば、「政治が専門、経済が専門」などと言われたりします。組織であれば、様々な専門のセクションがあります。これらは主として「"縦割"と"テーマ"の発想」に基づいています。

 私の専門である「日本語で文章を書く」というのは、対照的に「"横割"と"方法"の発想」に基づいています。

 ビジネスパーソンにお勧めしたいのは、「財務」とか「企画」といった"テーマの専門家"になると考えるのではなく、「交渉」とか「プレゼンテーション」といった"方法の専門家"を志向することです。そうすれば、セクションが変わっても適応できます。

 ここまで、長い道のりだった。

 "石の上にも3年"という言葉があります。社会人3年目、待ちに待っていたチャンスが回ってきました。


 山田宏哉記



 2010.9.10
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