ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2722)

 "自分のメディア"を持つべき理由

 学生であれ、社会人であれ、「自分のメディアを持つ」ことのメリットがデメリットを上回るようになったと思います。その理由は以下の通りです。

 1.実生活での活動と相乗効果がある。

 2.「非同期」かつ「持ち運び可能」である。

 3.あくまで個人として勝負でき、個人の業績になる。

 項番1。自分のメディアを運営するには、各種能力が必要です。テキスト主体のウェブサイトを運営するのであっても、特にアクセス数を増やしたり、読者の満足度を高めるために工夫が必要です。

 どのような素材を、どのように伝えるのが効果的なのか。これは、そのままビジネスに直結する事柄でもあります。

 本業がIT関係の人はもちろん、全く関係のない分野の人であっても、自分の経験や思考を言語化して記録し、公開する意味は大きいでしょう。

 このように実地で各種能力を鍛えることができるのは、自分でメディアを持つことの大きなメリットのひとつと言えるでしょう。

 項番2。グローバル化に伴い、日本でも「自己主張型」のビジネスパーソンに活躍の場が広がってきています。

 自分のメディアを持っていれば、「非同期」で自分の実績や主張をアピールすることができます。そして自分のメディアは、仮に雇用契約先が変わっても持ち運ぶことができます。

 僕自身、学生から社会人になっても、自分のメディアのプラットフォームは変わっていません。

 項番3。組織で働いていると、「個人」が脚光を浴びる場合は、それほど多くありません。

 また、組織で働く場合は、「上司の評価」が決定的に重要ですが、これが公正になされている保証はありません。

 さらに、知らず知らずのうちに「企業文化」に染まることがある。その種の「常識」は時に非合理だったり、ひどい場合は非合法だったりする。

 その点、「自分のメディア」に対する評価は、比較的、公平です。アクセス数や滞在時間などで客観的な「コンテンツの質」さらには「自分の実力」がある程度わかるものです。

 何より、自分のメディアは、「私」の責任であると同時に、「私」の業績となります。自分の能力に自信があって「あくまで個人として勝負したい」という人にとって、大きな武器になることは間違いありません。

 以上が"自分のメディア"を持つべき尤もらしい理由です。但し、僕自身にとっては「楽しい」ということが、一番大きい理由のような気がします。

山田宏哉記

Tweet

 2010.10.21 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ