ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2728)

 ウェブサイトの設計思想

 本ウェブサイト・文筆劇場の基本的な設計は、2004年頃に行いました。これは学生時代にやっておいてよかったと思うことのひとつです。

 フレームで分割して、フレームの内側にメインの記事を表示するというスタイルです。以来、それほど抜本的な変更もなく、今に至っています。

 あまりデザイン性や配色のセンスを云々されても困りますが、手作りのウェブサイトとしては、とても愛着があります。

 設計時に最も考えたのは、"更新の容易さ"と"バックナンバー記事の蓄積"です。これは些細なことのようで、非常に重要です。

 日々更新するので、更新作業が面倒くさいようでは致命的です。また、「過去に記事を遡って読みたい」という人がいることを想定していたので、現在のような設計になりました。

 最近、私のウェブサイトの訪問者は、リピーターの方が中心です。最近、私のことを知った人でも、バックナンバー記事を100本、200本と真面目に読んで下さる方がよくいます。

 ありがたいことですが、そんな時は、リアルタイム性よりも、後からでも読むに足るバックナンバーの蓄積を重視して良かったと思います。

 さて最近、これに加えてさらにウェブサイトの設計に関して思うところがありました。

 訪問者が目的の情報に辿りつくのに必要なクリック数が多いのです。これが4クリック以上するなら、僕はウェブサイトの設計を変えた方がいいと思っています。3クリックでも許容範囲ギリギリです。欲を言えば、2クリック以内に抑えたいものです。

 自分のウェブサイトを運営していない人は、この辺りの感覚が鈍いと思います。

 トップページにFLASHの動画や「入口」とかを設置するのは、ウェブマスターとして「甘すぎる」。

 あるいはトップページに「社長挨拶」を掲載してしまうののは、中小企業のウェブサイトにありがちな過ちです。

 訪問者は厳しいのです。トップページをパッと見て「あっ、つまらない」とか「面倒くさい」と判断してもう二度と来ないのが普通なのです。アクセスログを見れば一目瞭然です。

 ウェブサイトを設計するときは、以上のようなことに正面から向き合う必要があるでしょう。非常に厳しい制約ですが、その分、やりがいがあると言うこともできます。

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山田宏哉記


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 2010.10.27 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ