ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2734 )

 【"私のメディア"戦略】職場との新しい関係

 職場の仲間に対して、参考情報としてD&AD賞2010展の報告をしました。結果、「この手法は使える」という手応えを掴むことができました。

 僕がやろうとしていることは、簡単に言えば「情報の有効活用」です。ウェブに記事として公開したものを、業務報告風に再編集して、職場の仲間たちと情報として共有する。

 もちろん、僕の個人的な意見や考えは、特に職場の仲間と共有する必要はありません。

 そうではなくて、例えばビジネス系のイベントや講演会などに行った時には、"自分のメディア"向けに記事を書くのと同時に、職場の仲間に対してもレポートを書く。

 ちょっとしたスパイスとして、後者には若干、機密情報や内輪向けの話題を盛り込むつもりです。

 これまで僕は、利益に結びつきそうなビジネス上の知見を結構、記事として書いてきました。それを再編集して、職場でも活かそうと思います。"素材"は既に蓄積されているので、後はどう活かすか、です。

 思うに「担当業務ではないけど、ビジネスをする上で有益な情報」というのは、誰しも手薄になりがちなところです。そこにフォーカスする。

 文筆劇場の読者やツイッターのフォロワーに好評だった情報は、かなりの確度で、私の職場の仲間にも訴求すると思います。いや、そうでなければ困ります。

 よく、ビジネスパーソンの成長プロセスとして、「社内で通用する人」から「社外で通用する人」になる、ということが言われます。

 間違ってはいないと思いますが、絶対視する必要はないでしょう。学生時代からの有名ブロガーだったりすると、ウェブでの活動に関しては、いきなり「社外で通用する人」からのスタートになります。それもありです。

 むしろ、ブログを書いたり、ツイッターをやっているビジネスパーソンは、読者やフォロワーから好評だった記事や情報を積極的に職場に還流させた方がいいと思います。

 それはかなりの確率で職場の方にも好評だし、そうでなければ「おかしな社内常識」を疑うキッカケにもなるでしょう。

 会社でやったことを社外に持ち出すのは色々と問題があるでしょうが、社外でやったことを会社に持ち込むのは、特に問題がないケースが大半だと思います。折角の情報ですので、使い回しが可能な情報は、使い回した方がいい。

 そうすれば、職場に対して変な遠慮をせずにも済みます。例えば、ブログでビジネス系の記事を書くことにしても、その活動が会社の業務にフィードバックされてプラスの効果を生み出しているのであれば、堂々とすることができるでしょう。

 僕自身、まだまだ試行錯誤の最中です。それでも、この手法がブレイクスルーを生み、個人と職場との関係性を一変させる可能性があることだけは確かです。

 そのためにもまずは、自分のメディアを持つべきなのであり、コツコツと情報を蓄積していくべきなのです。

山田宏哉記

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 2010.11.2 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ