ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2789)

 クローズアップ現代「“南西”へ向かう自衛隊」覚書

  NHKクローズアップ現代「“南西”へ向かう自衛隊〜最前線からの報告」(12月2日放送)を視聴しました。以下、その覚書です。

 近く、6年ぶりに見直される予定の「防衛大綱」。その中で大きな柱の一つになると考えられるのが九州・沖縄地方の「離島防衛」だ。

 中国海軍の台頭に伴い、日本の自衛隊も"国境防衛"に力を入れるようになっている。

 "離島防衛"を専門にする部隊は、精鋭を集めたレンジャー隊員で構成され、長崎の離島でボートを使った上陸訓練等を行っている。「敵に占領された島を奪還する」ことを任務としている。

 訓練は水泳に重点を置いたものとなる。ノルマは一日5キロ以上。

 また、同時に装備した状態での水上での戦闘や、敵に気付かれないように島に上陸する技能などを訓練する。
 
 今回、自衛隊の部隊を配置し、防衛力を強化しようとしているのは、沖縄本島、与那国島、石垣島などになる。現地の自衛隊に対する反応は、「歓迎」と「反対」に分かれる。沖縄には、軍隊に対するアレルギーを持った人が少なくない。

 今年11月、日本の自衛隊はアメリカの海兵隊に、南西諸島周辺での協力を呼びかけた。しかし、そのような日米同盟の強化を、中国は望んでいない。

 防衛大学校で開かれた安全保障の研究会。尖閣事件以降、中国の高官が意見を述べるという貴重な機会になった。
 
 アメリカ大使館のロバート・ルーク公氏曰く「中国を国際システムに取り組みことは必ずしも容易ではありません。」 

 また、防衛大学校村井友秀氏曰く「中国は尖閣諸島を取ろうとしている。現状を変えようとしている。」

 このような主張に対して、中国人民解放軍国防大学の欧陽維上級大佐は曰く「北東アジアの安全保障に日米同盟が複雑な影響を与えている。日米同盟が台湾問題にまで介入するのではという懸念すらある。」

 続けて曰く「中日両国が良好な完全補償関係を築くためには、異なる点を認め合い、よいバランスを保つ必要がある。敵か味方かという単純な考えではダメだ。」

 軍事面で台頭する中国に対して、日本はどう対処するか。

 元陸上幕僚長の森勉氏曰く「もし何かが起きたときに対応できる体制をとっておくことは、それは我々の使命だろうと。けれども隣人に対して何をやってもいいというわけにはいかないですから、油断なくやる必要がある。」

 山田宏哉記



 2010.12.3 記事一覧へ戻る 文筆劇場・ト