ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2973)

 2011年の福島 津波到来後のいわき市をゆく

 先日(2011年5月3日)、福島県いわき市を探訪しました。いわき市の格安ビジネスホテルを探したところ、どこも満室だったため、ネットカフェに宿泊しました。

 いわき駅周辺の市街地はさほど酷い震災の被害もなく、地面が陥没していることくらいでした。

 また、いわき市の海岸部が津波被害を受けたことは知っていました。

 探訪時、常磐線は四ツ倉まで通っていました。津波の被災地の海岸まで歩いて徒歩5分くらいだったので、実際に海岸部を歩いてきました。

【写真1】福島県いわき市駅周辺。陥没した地面。


【写真2】いわき市四倉。防波堤を超えて津波が押し寄せた。


【写真3,4】全半壊した家々。




【写真5,6】骨組みだけになった工場。




【写真7】道の駅・よつくら港。"記念写真"を撮りに来た"観光客"。


【写真8】ガレキの中のメッセージ。「がんばっぺ四倉」。


 津波被害は写真の通りの惨状ですが、いわき市には、既にボランティアが入って、側溝の泥すくいや倒壊した塀のブロック運びをしているようです。

 また、道の駅・よつくら港は、壊滅状態でしたが、陸に打ち上げられたボートの前でカップルが記念撮影するなど、別の意味で「観光名所」になっていました。

 かなり微妙な話になりますが、福島県いわき市の四倉には「記念写真」を撮りに来ている人が割といました。

 違和感を感じる光景ではありますが、一概に悪いとも言えません。

 野次馬根性で東北にボランティアや観光に行く若者は、東北観光をキャンセルする"思慮深い人"よりも、復興に貢献しています。

 首都圏の人が東北の津波被害を生で見ると、おそらく「世界が変わる」と思います。これは、TVやYou tube等で散々、津波の映像を見たことを踏まえた上での話です。

 (800字)

 山田宏哉記

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 2011.5.6 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ