ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (2975)

 2011年の千葉 地盤液状化後の浦安をゆく

 本日(2011年5月7日)、千葉県の浦安市を探訪しました。

 「液状化って何だったの?」と思ってやって来ました。一見、わかりにくいが、 歩いてみるとその深刻さがわかります。

 地面(地盤)が非常に不安定になっていました。地震被害に限定すれば浦安は東北並に酷いことになっています。

【写真1】新浦安駅前 

【写真2】電気工事中の現場新浦安駅周辺は至る所で工事中。


【写真3】80cmくらい浮き上がったマンホール。それだけ地盤が陥没。


【写真4,5,6】液状化した地面の補修作業。






【写真7】不均一に地盤沈下し、傾いた街。


【写真8】液状化で砂が浮き上がったままの駐車場。


 浦安は液状化による不均一な地盤沈下で街全体が傾いた印象です。電気ガス水道は復旧しても、地盤沈下は"復旧"が難しいと思います。次の大きな地震への対策も困難でしょう。

 不安定な地盤の上で、街全体が傾いてしまった。"完全復旧"のためには、一旦、街を取り壊して「盛土」から始めなければならないような状況です。もちろん、それはできません。

 浦安の不動産価格が急落したのは、残酷とは言え、仕方がないと思います。

 液状化以後の浦安を見たら、マンション購入などは躊躇する人が多いでしょう。既に住宅ローンで浦安に居を構えた人は、たぶん涙を飲むしかない。それでも、津波被害地と比べれば「家があるだけマシ」ではあります。

 メディアで報じられなくなっても、物事は解決したわけではありません。

 メディアは「こんな事件が起きました。こんな問題が起きました」と騒ぐだけで、報道価値(=インパクト)がなくなったら、後は"知らんぷり"です。問題解決したのかも曖昧なまま、忘れられていく出来事は、あまりに多い。

 つまり、マスメディアは、自身が報じた出来事がどう収束していったのかを確認しない。実務家の視点からすると、この点に違和感を覚えますが、個人ウェブメディアの運営者としては、むしろこの点にチャンスを感じます。

 (800字)

 山田宏哉記

Tweet

 2011.5.7 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ