ジョン・スミスへの手紙
 サイバー・ラボ・ノート (3003)

 被災地のハローワークをゆく 原発労働者の求人

 先日(2011年6月18日)、三度、福島県いわき市のハローワークを探訪した。

【写真1】原発関連の仕事の求人。


【写真2】霊柩車の運転手。月給125,000。


【写真3】破り捨てられたハローワークの求人チラシ。


 またしても、も厳しい労働条件の仕事が並んでいた。

 「原子力発電所内設備設計、作図、計算」の正社員を月収下限¥163,200で募集中。勤務時間8:00〜17:00。

 これは福島第一原発内で作業するのか、しないのか。それが問題だろう。

 地元の方からは「原発関係で生計を立てている人が多い」という話を伺っていたが、その片鱗を見ることができた。

 霊柩車の運転手¥125,000。葬祭業一般作業¥125,000。パートアルバイト編では、見守介助スタッフ(夜勤)の時給¥660が切ない。

 震災と原発事故で職を失った人の再就職先として、いよいよ原発作業員が現実味を帯びてきた。原発作業員の人員確保が問題になる一方、被災地には家族を養える再就職先が少ない。

 ハローワークの前ではこの求人情報チラシが破り捨てられていた。

 首都圏の人にはなかなか想像がつかないでしょうが、被災地は、こういうところなのだ。 

【関連記事】
福島県いわき市で元原発労働者に訊く(2011.6.14)
被災地のハローワークをゆく 月給¥89,000の正社員
(2011.6.16)
被災地のハローワークをゆく 年収150万円からの復興
(2011.6.8)
 
 山田宏哉記

Tweet

 2011.6.23 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ