ジョン・スミスへの手紙
サイバー・ラボ・ノート (3133)

 岩盤浴の秘密 ―なぜ、女性に人気なのか―

 先日、福島県を探訪した折に宿泊したホテルで、初めて岩盤浴を体験した。

 サウナのような部屋で、専用着を着て、床に大きめのタオルを敷いて寝そべる。うつ伏せで5分、仰向けで10〜15分くらいしたら、休憩して水分補給。これを2、3セット繰り返すのが良いそうだ。

 何気なく体験したものだが僕にとって、岩盤浴は衝撃的な体験だった。

 何しろ、身体感覚が《自主規制》にとても近い。タオルを通して伝わって来る岩盤の温度と、《自主規制》のときに伝わって来る相手の体温が、大体同じくらいなのだ。

 改めて考えると、とにかく岩盤浴と《自主規制》には共通点が多い。うつ伏せバージョンと仰向けバージョンがあるし、入浴時間が15〜20分で、これを2、3セット繰り返すのも、何だかちょっと意味深だ。

 岩盤浴の気持ち良さは、癒し系の《自主規制》に似ているので、何となく女性好みなのだろうなぁ、と思う。そのためか、女性専用施設が多い一方、男性専用施設は(たぶん)ない。

 男の場合、《自主規制》と似ていると言っても、ピンと来る人と来ない人に分かれるような気がする。

 後に聞いた話では、女性にもエステやマッサージに行きたい時期があるそうだ。後から振り返ると、欲求不満だったとわかるが、その時々ではわからない。女性の性欲は、本人も明確には自覚していないようだ。

 (女性の場合、男性のパートナーと上手くいっている時は、あまりエステやマッサージに行きたいとは思わないらしい)

 もっとも、岩盤浴のマーケティングをする際、「ダイエット効果」や「健康効果」を全面に出して訴求するのは正しい。《自主規制》との類似性をアピールしていては、お客さんが「岩盤浴に行ってくる」と言いづらくなるし、業界としても、色眼鏡で見られるようになってしまうだろう。

 女性向けに《自主規制》サービスをするお店が殆どない理由は、世間体の他に「男性従業員の体力が持たないから」という説がある。ただ、潜在的な需要は(男性ほどではないにせよ)結構あるので、エステや岩盤浴が擬似的なサービスを提供しているのだ。

 こう考えると、色々と辻褄が合う。

 ちなみに、《自主規制》の部分に入る語句は、当然、「ブラジリアン柔術」です。誤解なきよう、お願いします。


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2012.5.11 記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ