ジョン・スミスへの手紙
サイバー・ラボ・ノート (3263)

 若者よ、貯金は止めた方が良い       

  日本では、倹約と貯金が美徳とされる。だが、個人的には、若い頃の貯金は止めた方が得策だと思う。

 僕自身は、ほとんど貯金をしていない。自由に使えるお金があれば、自分の経験と学習に投資するか、優良企業の株式で運用している。

 なぜか。仕事関係のことで、自己投資に回した方が、遥かにコストパフォーマンスが良いからだ。これは若い頃ほど特に顕著だ。

 更に、投資で稼ぐスタイルを身に付ければ、積立貯金派を上回る資産を形成できる。

 お金そのものより、「お金を稼ぐ力」の方が遥かに重要だ。

 お金は使ってしまえばそれで終わりだ。使えばなくなるものを銀行の口座に貯めこんでも、殆どメリットはない。

 一方、「稼ぐ力」は使えば使うほど増える。もっと言えば、「稼ぐ力」さえあれば、より自由に生きることができる。

 現代社会を生きる上では、「稼ぐ力の蓄積」に全力を注ぐのが得策だ。

 毎日、満員電車に乗って通勤し、安い給料で、嫌いな仕事をしなければいけないのは、「稼ぐ力」が足りないからだ。

 「稼ぐ力」が足りないから、転職も独立もできず、不労所得で収益を得ることもできないのだ。

 こういう状況の中、コツコツと貯金することにどれだけ意味があるだろうか。私見では、「稼ぐ力」そのものを向上させない限り、状況は好転しない。

 それでは、「稼ぐ力」はどうすれば身に付くか。

 ありきたりだが、経験と学習を積むのが、結局は近道だと思う。実務の世界はもちろん、株式投資ですら、経験と学習がものを言う。

 多くの場合、経験と学習を積むには、お金がかかる。それでも、経験と学習に対する自己投資は、非常に見返りが大きい。

 だが、多くの人はここで自己投資をケチって貯金したりするため、「稼ぐ力」が充分に身につかない。そのため、収入が伸び悩んだり、職を失ったりして、結局はジリ貧に陥っていく。

 若い頃は、貯金など止めた方が良い。何しろ、自己投資で経験と学習を蓄積する人とのあいだに、決定的な能力差が生まれてしまうからだ。

 山田宏哉記

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