ジョン・スミスへの手紙
サイバー・ラボ・ノート (3357)

 僕がNHKオンデマンドを解約した理由

 この度、4年ほど利用したNHKオンデマンドのサービスを解約することにした。

 自宅にTVとHDDレコーダーを設置したので、もはやNHKオンデマンドでTV番組を視聴する必要がなくなった。月に¥2,000程度だが、固定費の削減にも繋がるので、丁度いい。

 若干、補足すると、NHKオンデマンドは、比較的、良いサービスだった。好きな時間にTV番組を試聴できるので、「リアルタイムの制約」がなかった。

 しかし、NHKオンデマンドには「等速再生の制約」があった。

 例えば、25分番組のクローズアップ現代を試聴するためには、貴重な人生のうち、25分間を消費する必要があった。いくら好きな時間に見ることができても、僕はだんだん、「等速再生の制約」が我慢できなくなってきた。

 僕は今、見たいTV番組は、HDDレコーダーに録画して、1.5倍速で再生して、視聴するようにしている。

 これなら25分番組のクローズアップ現代を、15分程度で視聴できる。僕にとって、1時間でクローズアップ現代を4本視聴できるなら、TVの前に座っている価値はある。

 学生時代、僕は「TVを見るのは時間の無駄」だと判断していたので、一切のTV番組を見ていなかった。この考えは、今でも、さほど変わっていない。

 社会人になってからは、ピンポイントで絞って、NHKの番組だけを見ることにした。

 相変わらず、TVは買わず、NHKオンデマンドを契約することにした。「リアルタイムの制約」がなかったので、最初のうちは、結構、気に入っていた。

 TV番組を視聴する上で、「リアルタイムの制約」は、非常に大きな無駄になっていると思う。例えば、「見たいTV番組があるから、早く家に帰る」など、人々の行動にまで、インパクトを与えている。

 更に、TV番組は、頭の回転が遅い人向けに作られているので、決定的にテンポが遅い。これはラジオ番組とも共通する話で、良い番組でも、等速再生では、時間あたりに得られる情報量がイマイチなものとなる。

 TV番組を視聴する上では、録画予約することによって、「リアルタイムの制約」を外し、早送りで再生して「等速再生の制約」を外すことが、非常に重要だと思う。

 そのためにHDDのレコーダーを買うのは、「割に合う投資」だった。

 NHKオンデマンドには、「リアルタイムの制約」はなかったが、「等速再生の制約」があった。そのため、だんだん「時間がもったいない」と感じるようになった。

 これが今回、僕がNHKオンデマンドを解約した理由だ。

 山田宏哉記

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