ジョン・スミスへの手紙
サイバー・ラボ・ノート (3485)

 成果を出す人は、人格を切り替える

 田坂広志(著)『人は、誰もが「多重人格」』(光文社新書)には、教えられるところが多々あった。タイトル通りの趣旨なのだが、仕事をする上で、「人格の切り替え」がいかに重要か、改めて痛感した。

 "優れた経営者は 、例外無く 、 「多重人格 」です 。経営者として直面する状況や場面に応じて 、自身の中の 「様々な人格 」から 、適切な人格が 、実に自然に顔を出してきます 。"

 本当は、こういう「人格の使い分け能力」で仕事上の勝負が決まっているのだが、普通は、ここまで気付かない。僕自身、明示的に指摘されるまでは、気付けなかった。

 あくまで一般論ですが、「人格の切り替え」ができない人の評価は、大抵、平均以下ではないでしょうか。

 ぼくちんは、「人格の切り替え」ができなくて、真面目一本槍で不遇だったので、この辺の事情は妙に納得がいきまちゅ。

 真面目一辺倒の堅物は、人並み以上に努力はするわけだが、性格に魅力がない。そのため、周囲からは「あの人、近寄りがたいよね」「空回りして、滑っているよね」「何か、痛い人だよね」などと厳しい評価を下している。

 上司も内心、「あいつは可愛げがなくて、ダメだな」と思っていたりする。

 だから、ビジネスの世界では、一見、「いい加減」だったり、「適当」に見える人の方が、むしろ良い評価を得られることが多い。

 真面目に頑張る人からすると理不尽な話だが、これは「人格の切り替え能力」が評価されていると考えられる。端的に言うと「異性にモテない人は、ビジネスでも低評価」なのだ。

 僕も今では結構、「適当」で「いい加減」なのだが、真面目一辺倒の堅物だった頃よりは、評価が上がっている。

 この「人格の切り替え」の話は、今のところ、職場で自分から共有する予定はないので、ぼくちんの仕事仲間で、この記事を読んでいる人は、とてもラッキーなのでちた。

 山田宏哉記



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2015.12.12  記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ