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 週休ゼロの仕事術

 「掛け持ちで仕事をこなしている人」や「週休ゼロの人」とは、何となくわかり合えるような気がします。

 特に「まる一日、何もする義務がない」という完全休日を持たない「週休ゼロ」は、人によっては、おそらく身体が持ちません。

 常に「次の仕事まで、あと何時間」という感覚で動いていると、時間の大切さが骨身に染みます。

「週休ゼロの人」は、人付き合いがあまりよくありません。職場の仲間とは、仕事場以外では、あまり関係を持ちません。残された「自分の時間」を、好きでもないことに費やすのは、耐えられないからです。

 もっとも、特に相手が男性なら、仕事場で仕事を通して分かり合えなかったら、一体どこでどうわかりあえると言うのでしょう。

 男性にとっては、いくら給料に恵まれようと、「仕事がつまらない」「仕事にやりがいがない」というのは、人生最大の不幸です。

 仕事を勉強や練習、仕事場を教室や稽古場と言い換えても同じことです。

 仕事場で仕事をしているときの自分は建前で、居酒屋やカラオケでの馴れ合いの態度こそ本物、という価値観は、理解はできます。

 でも、僕は、ついていきません。

 教師を例に取れば、授業と関係がない雑談ばかりが得意な人気教師は、果たしていい仕事をしているのか、ということです。生徒にとって、本当にいい教師なのか、ということです。

 文筆や勉強の時間まで「仕事」に含めれば、起床時間は、ほとんど仕事をしています。「つまらない男」と思われるなら、仕方がないなぁ。

山田宏哉記

P.S. もっとも、「週休ゼロの人」も、たいてい毎日、睡眠はとっているわけなので、「毎日が休日」と言うこともできます。

2005.10.17

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