(626)

 一杯のビール

  僕は、基本的にお酒は飲まないと言ってきました。 付き合いで飲むことはあっても、自主的に飲むことはないというわけです。

ところが、最近、どうしても一杯、ビールが飲みたくなることが増えました。 そういうときは、一番小さなサイズのビールを注文したりするようにしています。

理由は、ハッキリしています。 書店での仕事を始めたからです。

「仕事の後のビールは最高」ということがわかるような気がします。 高ぶった神経を沈静するには、確かに、お酒を飲まないとやってられない時もあります。

以前も、どうしてもお酒を飲みたくなるときがありました。

派遣の肉体労働を終えた後です。 夜遅くまで働いて、強度のストレスにさらされていました。

稼いだ日給の半分近くを、居酒屋で使ってしまうこともありました。 馬鹿だとわかっていながら、そうせずにはいられなかったのです。

こんな日は、このまま明日が来てしまうことが、どうしても耐えられないような気がしました。

山田宏哉記

P.S. 11/19付けで書店の仕事から手を引こうと思います。

2005.10.29

記事一覧へ戻る 文筆劇場・トップ