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 新アルバイトとK書店

 新しいアルバイトを始めて、最初の週が過ぎました。 仕事を覚えている真っ最中です。 やればやるほど、生活の調子が上がってきます。 K書店のときとは、大違いです。

 比較するのも気の毒だけど、あえて新しいバイト先をN書店として、K書店と比較して見ましょう。

 全体の中での役割

 N書店…人数が少ないので、一人一人が果たすべき役割が明確。仕事の全体像が見える。

 K書店…バイトの一人くらい、いてもいなくてもあまり変わらない。仕事の守備範囲が狭い。

 勤務時間

N書店…20:30〜22:15くらい。仕事を終えれば、早く帰れる。大学の授業、文筆活動、拳法の修行と十分に両立可能。

K書店…17:00〜21:00 実際は、毎日30分強の残業。カウンター業務だったので、仕事を早く終えるのは、原理的に不可能。大学の授業、文筆活動、拳法の修行にも差し支える。

 精神的ストレス

 N書店…やりがいがあるので、精神的苦痛は、ほとんどなし。服装も、ほぼ自由。ありがたいことに、駅から駅への移動時間が休憩を兼ねている。(20分くらい) 

 K書店…服装は、スラックスにYシャツ、ネクタイ。

 カウンターから抜け出せないので、気が休まる時間がない。動物園の檻(おり)に入っているみたい。

 カウンターに立っているだけなので、時間がたつのが遅い。時間を無駄にしているような気分に襲われる。クレジットカードを扱ったり、書類を書く機会が多く、しかもミスできない。金銭の授受には、邪気が漂う。

 報酬

N書店…時給換算すると\1600くらい。

K書店…時給約\900。

「これじゃ、K書店の方がいいところが何もないじゃないか」という感じですが、実際、その通りなのです。唯一あるとすれば、「K書店」の名前を知っている人が多いくらいです。

 K書店で働いていた頃は、K書店でバイトを始めたことを後悔しました。 K書店をやめた後は、朝の掃除の時間を短縮したことを後悔しました。

 でも、これらは必要な道でした。 だからこそ、今の仕事にありつけたからです。  

山田宏哉記

P.S. というわけで、今、調子に乗りつつあります。

2005.11.26

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