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 「自分の城」が持てるありがたみ

 気づけば、東京で独り暮らしを始めて、一年が過ぎました。  普段は意識しないけれども、やはり小さくとも「自分の城」がもてたことは、  大きかったです。

 僕の場合、生活の基盤や、仕事の中心部分は、なるべく他の人の手を借りずにやるのが、精神衛生上、いいです。自分の思い通りにできる空間があるとないとでは、大違いです。

 最近、収入源を分散させたことは、僕の生活に質的向上をもたらしました。

 この「文筆劇場」も、全面的に僕が管理しています。  誰の指示も受けずに、自由に何らかの作品を作り上げることができるというのは、ありがたいことだと改めて感じます。(幸い、読者の方にも恵まれていますし。)

 スポーツでも、集団競技より、個人競技の方が性格に合っています。  さらに、K書店で働いたことで、僕は、会社人間にはなり得ないと、確信を得ました。

 わかりやすくいえば、あくまで自分の名前と能力で仕事をするのが、性に合っています。

 金銭や社会的評価は、「なくていい」とは言わないけど、結果として後からついてくる分だけで結構です。

山田宏哉記

P.S. 逆説的ですが、このことに気づかせてくれたK書店に感謝。

2005.11.29

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